今回のテーマは、リサーチ・アドミニストレーターについてです。

「リサーチ・アドミニストレーター(URA)とは?」(名古屋大学HP)はこちら

皆さんはリサーチ・アドミニストレーター(URAの略称もあります)をご存知でしょうか。私、大学に勤めながら、そう言った専門職があることを知りませんでした。いや、正確には目にしていましたが、知ろうとはしていませんでした。では、なぜ、今、このワードに触れるかと言いますと、巷にあふれる「リスキリング」と言うワードから、ジョブ型雇用の移行の波はいずれ大学にも訪れるだろうと予測しており、いや、教員は既にジョブ型雇用ですので、事務職員のジョブ型雇用を昨今、妄想しているわけです。そうなると、現状の専門職ってなんだろうと思い至った時に知らない、いや知ろうとしなかった職種があることに気づかされたわけです。それが、「リサーチ・アドミニストレーター(URA)」というわけです。勿論、他にもありますよ。思いつくところで言うと、アドミッション・オフィサー、FDer、SDコーディネーター、カリキュラム・コーディネーターなどなど。でも、それでジョブ型雇用と言えるかというと、まだそこまでいっていないのではないかというのが私の素直な印象だったりします。

でもですよ、リサーチ・アドミニストレーターは何やらバリバリの専門職の匂いがするわけです。

で、言葉の定義ですよね。先述の名古屋大学の定義を見てみましょう。

「URAは、大学等において、研究者とともに(専ら研究を行う職とは別の位置付けとして)研究活動の企画・マネジメント、研究成果の活用促進を行うことにより、研究者の研究活動の活性化や研究開発マネジメントの強化等を支える業務に従事する人材です。」

うーん、これだけだと事務職員と何が違うのかということなんですが、あにはからんや。多岐に亘っていまして、名古屋大学のURAの部門としては

1.企画・プロジェクト推進部門

2.産学協創・国際戦略部門

3.人材育成・情報発信部門

4.知財・技術移転部門

5.学術・連携リスクマネジメント部門

に分かれています。1―3については、あまりイメージが出来ないのですが、4、5については専門職のイメージがつきます。資格が要りそうですもんね。

ということで、次回は文部科学省の動向を見てみることとしたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。

今後もよろしくお願いいたします。


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