１分間解説：大学ファンド創設と大学研究力強化に向けた取組について

今回は世界と伍する研究大学専門調査会の資料の解説をしてみたいと思います。何分私見ですので、改めて資料を確認されることをおススメします。

中央教育審議会大学分科会（第163回）配付資料（文部科学省HP）はこちら

夏ごろに10兆円ファンドと大々的に出ていたのを記憶されている方もあるかと思いますが、その取りまとめを行っているのが世界と伍する研究大学専門調査会という組織でして、今年の3月から来年の3月まで月1回開催されており、結構、突っ込んだ議論がなされているようです。まずは、メンバーですが、不勉強で申し訳ありませんが、私が存じ上げているのが、安宅和人氏（ヤフー株式会社チーフストラテジーオフィサー）と冨山和彦氏（株式会社経営共創基盤IGPIグループ会長）のご両名。どちらも本音ベースで議論される方だと思いますので、議論の深さと論点の確かさは折り紙付き。

　議論の中身ですが、当然と言えば当然なのですが、人材・資金・ガバナンスの側面から、そして、国内外問わず、ヒアリングをしています。これって大切ですよね。何と言っても「政界に伍する」が冠ですから。

　中間とりまとめの要点は以下の３項目

　・ガバナンスの在り方（合議体による意思決定の体制）

　・事業・財政戦略の在り方（事業戦略とそれを推進するCFOの設置）

　・教育研究システムの在り方（優秀な研究者の獲得できる環境づくり）

これらを実現するための法整備や規制緩和がなされていくことが期待されるでしょうから、最終まとめも期待したいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。