有名私立大学が連携してます（総合3大学アライアンス）

今回のテーマは私立大学の提携です。

私立大学の組織形態は学校法人という形態で、財団法人に似た形となっています。

創設者が建学の理念の基、寄付を募り法人を立ち上げる、というプロセスです。

実は、この「建学の理念」がキモでして、合併がすんなりと行きにくいのもこれに起因していることもママあります。

しかしながら、新しい動きが出てきました。

それがこのニュースです。（少し前の記事ですが）

「東海大・近畿大・帝京大が提携 合計学生数8万4千人『大学界のフロントランナーに』」（高校生新聞オンライン）はこちら

関東の東海大学と帝京大学、そして関西の近畿大学が教育研究の分野で提携していくという私立総合3大学アライアンスを締結したようです。

帝京大学、近畿大学に至っては理事長が調印式に出席していますから、その意気込みが伝わってきます。

少子高齢化に伴って、今までのマーケット、今までの経営、今までの教育研究で良いのかという危機感が伝わってきます。将来的に合併するには至らないかもしれませんが、この提携は大きな動きの前兆のような気がします。今はまだ、NHKのコンテンツの利用契約を共同にというレベルですが、当然のことながら、三者三様に経営資源の棚卸しは行うでしょうし、それに伴って、各法人の強み、弱みがはっきりとすることでしょう。

そうなると、今までの早慶をトップとした私立大学のヒエラルキーがあっという間に変わる可能性も秘めています。

具体的にどのような事業を共同で行っていくのかを定点観測していきたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

参考記事