本日のテーマは、2月17日に報道されていました早稲田大学でのオンライン不正受講についてです。

「早大生100人、オンライン不正受講で「不可」 複数授業を同時再生」(2022.02.17 朝日新聞 HP・有料会員記事)はこちら

詳細は、上記の記事をご確認いただきたいのですが、記事の概要としては、題名のままなのですが、要は遠隔授業で複数の授業を同時再生していて、その評価が不可となったということです。

ここで、私が着目した点は以下の3つ。

1.単位制の問題

2.評価方法の問題

3.告知の問題

1の単位制について。以前にも記事にしましたが大学における単位制はイコール時間です。もちろんどのような教育プログラムにするかというのは要諦であることは間違いないことなのですが、前提としての1単位=45時間という前提要件はどの授業でも当てはめられています。当然、2単位の授業の場合は、90時間とされています。

ということで、今回の記事となった授業でもおそらくその時間を前提にした視聴時間を設定していたのだと思います。

そこで2の評価方法です。私、個人的には同時視聴していたとしても評価には特に問題ないと思っています。もっと言ってしまえば、不可にする必要はなかったのではないかと。要は、視聴時間ではなく、視聴したことによる理解度を評価すべきであって、極端な話し、視聴していなくてもその科目の到達度に達していれば評価すべきだと思っています。なんですが、1でも触れたように単位=時間ですからその授業にどれだけ時間を費やしたかが要件となっているので今回のような事態が引きおこるわけです。

加えて3ですね。受講生にどのような告知をしていたのか。それは評価方法とも密接に関連することですが、不可にするのであれば、その条件を当然ながら事前に告知しておくべきです。同時視聴ではダメと明記しておくべきだったと思います。評価では言わずもがなを告知しておくことはそれこそ前提条件だと私は思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

(参考記事)


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