コロナ禍を脱した昨今、各大学とも様々な動きが出てきています。
その一つが財政面での改善は各大学とも目指しているはずでして、コロナ禍前にあった授業料値上げの機運が再発しそうな予感がします。
「2024年度(令和6年度)以降入学者(学士課程・大学院課程)の授業料を改定します」(2023.10.13 東京農工大学)はこちら
上記のサイトにありますように東京農工大学は、2024年度より、授業料を
現行 535,800円 ⇒ 改定後 642,960円 (120%)
と改訂します。
改訂の柱は以下の4点。
・理系イノベーション教育の改革
・国際化の推進
・学生の修学支援の充実
・学生の修学環境の充実
今後、競争力のある大学、特に都会にある国立大学では授業料の値上げが予測されます。
ちなみに、皮切りとなったのは東京工業大学(2019年度入学生から)、続いて東京藝術大学(同じく2019年度から)、そして、2020年度は千葉大学と一橋大学と東京医科歯科大学と続いてきました。
東京工業大学を除く4大学はともに対120%です。東京農工大学も同様ですね。
全体の動向を表している資料としては文部科学省の以下の資料が分かりやすいのではないかと思われます。
「私立大学等の令和3年度入学者に係る学生納付金等調査結果について」(文部科学省)はこちら
この資料の抜粋が以下の表になります。簡単な表ですみません。
授業料一覧 (単位:円)
年度 | 国立大学 | 公立大学 | 私立大学 |
H24 | 535,800 | 537,960 | 859,367 |
R3 | 535,800 | 536,363 | 930,943 |
比率 | 0% | 99% | 108% |
こう見ますと、私立大学の上げ幅は小さく見えてしまいます。修学支援制度も導入して経ちますので、そろそろ効果検証を行い、授業料の支援について、捉え直す時期に来ているのではないかと。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
(参考記事)
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