関西圏の大学によらず、国際系学部を有する大学では、コロナ禍が明けたことを契機に海外留学が復活してきました。例えば、近畿大学ですとか。
そんな中、下記のプレスリリースが発表されました。
「テンプル大学ジャパンキャンパス、2025年1月より京都にキャンパスを新設」(2024.02.09 テンプル大学ジャパン)はこちら
テンプル大学ジャパンキャンパスはご存知の方も多いかと思いますが、2025年に京都の伏見に国内二カ所目のキャンパスを開設されることが決まったようです。テンプル大学の学生は、「これまでの米国フィラデルフィア(本校)、ローマ、東京に加えて京都というキャンパスの選択肢が増えること」になるとのことです。恥ずかしながら、ローマにもキャンパスがあったことを始めて認識しました。
この京都キャンパスが開設されることがどのような影響を及ぼすのかは想像に難くないですが、テンプル大学ジャパンの場合、国内に居ながらにして海外留学しているのと同じ環境(少なくとも学内では)を得ることになるでしょうから、国際系学部を有している近隣の大学への影響は少なくとも出てくると予測されます。
また、もう少し妄想をしますと、このことは既に国内大学であったも国際間競争にさらされているという状況が進展するということを指しているでしょうから、学内での英語環境を更に進展させる大学も出てくることと予測されます。
と思っていましたら、下記のような報道が出てきました。
「大阪公立大学大学院の「秋入学」全研究科に導入へ検討」(2024.02.11 NHK)はこちら
「【春入学を廃止 全学生が秋入学へ】「大阪公立大の公用語を英語に」と吉村知事 公立大の国際競争力強化」(2024.02.10 関西テレビNEWS)はこちら
吉村洋文大阪府知事は将来的には英語を公用語にと明言されているようですので、国際間競争に既にさらされているという危機感を有しているリーダーがいるというのもまた現実味を帯びつつあります。しかも、公立大学からその動きが出てきているところが興味深いところではあります。
最後に京都キャンパスが開設されることが決まっている学校法人聖母女学院の設置校は以下の通り。
京都聖母学院中学校・高等学校
京都聖母学院小学校
京都聖母学院幼稚園
聖母インターナショナルプリスクール
京都聖母学院保育園
香里ヌヴェール学院中学校・高等学校
香里ヌヴェール学院小学校
京都聖母女学院短期大学が2018年9月26日で閉学していますので、その跡地を利用するものと思われます。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
(参考記事)
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