教員採用選考試験のスケジュールと言えば

4-5月 出願

7月 1次試験

8月 2次試験

9-10月 合格発表・採用内定を公表

が従来のものでして、いずれの教育委員会でもこのスケジュールで実施されています。

しかしながら、各種報道がなされていますように、民間企業による採用の早期化はますます早まっています。ついで言うと、民間企業で先に決まってしまった学生による教員採用選考試験の受験辞退も多くなってきているという解釈がなされているようです。個人的にはここ最近の教員採用選考の試験倍率の低さは、就職活動の早期化だけに依らないのではないかとは思っています。

ですが、試験スケジュールもその要因であるとするならば、それを解消しておこうというのも当然の対策でして、実施するならば全国一律にというのも当然の動きではあります。

ということで、「標準日」という試験実施に当たっての目安となる日を文部科学省が設け、各教育委員会はその日を基準とし、前後で試験日を設定する方式になっています。その「標準日」が今年度は6月16日となっていますが、次年度は5月11日と早まるとのことです。

既に一部の自治体では5月に実施するようでして、民間企業の採用スケジュールに近づけています。それくらい、危機感が強いということの表れなんでしょうね。

この状況が果たして、倍率にどのような影響を与えるのか、3年生から受験資格を与えていることも含め、各教育委員会の検証には注目したいところです。

「教員採用試験 実施日の目安「標準日」 来年度は5月に前倒しへ」(2024.04.26 NHK)はこちら

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

(参考記事)


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