今年度の学校基本調査の速報値が早くも公開されています。

「学校基本調査-令和5年度(速報) 結果の概要-」(2023.08.23 文部科学省)はこちら

令和5年度学校基本調査(速報値)結果のポイントによると、大学全体の在学者数は、1万5千人増加し、294万6千人で過去最多。

内訳を見ますと、昨年度比の増減の記載がありましたので、抜粋しておきます。

学部 794人増

修士課程 2,574人増加

博士課程 600人増加

専門職学位 1,055人増加

専攻科 59人増加

別科 2,271増加

その他 7,674人増加

※「うちその他」の学生とは、科目等履修生、聴講生及び研究生を指します。

内訳を見るだけでも、興味深い点がありますよね。

増加要因のうち、その他の学生が半分を占めているですとか、政府の施策が功を奏しているのか大学院生が増加傾向にあるとかが見てとれます。

一方で、学部学生数の昨年度比を見てみますと、

国立大学 101人増加

公立大学 2,170人増加

私立大学 1,477人減少

となっており、単純に総数だけで比較しますと、定員割れの私立大学が増加し、その分、公立大学への進学へと流れているのではないかと読み取ることもできます。ただし、分野や地域性などがありますので、一概には言えないと思われますが。

高等教育機関の全体を見ますと、短期大学及び専門学校の減少が著しいです。

短期大学 8,027人減少

専門学校 26,373人減少

そして、意外だったのは、全体の人数から見るとわずかですが、高等専門学校が減少しているということです。高等専門学校の教育の質の高さから見ると、増加していてもおかしくないと思うのですが。

ちなみに政府の統計データの窓口では、エクセルデータで落とすことができますので、そちらもご覧になってみてはいかがでしょうか。

「学校基本調査」(政府統計の窓口(e-stat))はこちら

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

(参考記事)

カテゴリー: 大学

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