本日のテーマは学生アンケートについてです。

「プレスリリース「授業・学生生活に関する学生・教員アンケート調査~遠隔授業の困りごとは減少。最大利点は”反復学習”~」を配信」(2022.12.07 関西大学)はこちら

先日、関西大学が「授業・学生生活に関する学生・教員アンケート調査」結果を公表されていまして、結構詳細に見ることができます。詳しくは上記プレスリリースをご確認いただきたいのですが、題名にもありますように、現段階での遠隔授業の利点が明らかとなっています。

設問内容としては、

「遠隔授業(オンデマンド配信型)を振り返り、「学習意欲や学習効果が高まる遠隔授業」の特徴としてあてはまるものを選んでください。(複数選択)」

でして、

最も回答数が多かったのが、

「何度も復習できる教材が提示されている」

でした。

この結果を受けて、やはりという印象の方も多いかと思いますが、これって、個別最適化の土台だと思いませんか。習熟度のペースって人によって異なりますし、単元によっても異なるでしょう。そうなると、授業で一度、聞いたことを再度、確認したい(まぁ、これが復習なんですが)と思うのは至極当然でして、それが教科書だけでなく、オンデマンドで再度視聴が出来るという体制が組まれていると活用したいと思っている学生にとっては有難いことですよね、おそらく。約6割の学生がこの回答を選択をしているということは結構活用しているということでしょうから、教員にとっては、授業外時間の活用も視野に入れた授業計画というのを実質的に構築することが可能となるのではないかと。

そうなるとですよ、復習でそれだけ活用する学生がいるということは、予習でも活用する学生もいるのではないかという仮説が当然立つわけでして、予習用のオンデマンドを作成すると必然的に「反転授業」へ授業そのものを転換することが可能となってきますよね。

これこそが、修得主義への転換を促す第一歩のような気がしてなりません。そのスタイルが学内のスタンダードな授業スタイルとなれば、自ずとアクティブラーニングの活性化へと繋がっていくのではないかと。

ホントにもう妄想が尽きません。なるべく多くの大学がそのように転換していくことを願って止みません。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

カテゴリー: 大学

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