１分間解説：国際系学部のオンライン留学

先日、以下のプレスリリースを拝見しまして、いよいよここまで来たかと思ってしまいました。

『2022年4月国際学部の開設と合わせ教育DXを推進　ペンシルバニア大学など「オンライン留学」拡充へ』（2022.01.21 追手門学院大学HP）はこちら

追手門学院大学と言えば、学部の改組などニーズに合わせた戦略をとり、急速に志願者を増加させている大学です。今年の４月には国際学部を開設（正確には国際教養学部の改組ですね）し、国際化のニーズにも応える学部編成にしています。でも、このコロナ禍で留学が必須となるであろう国際学部を開設してどうするのだろうと思っていたら、キチンと手を打っていました。当然ですね。

その目玉が、オンライン留学。しかも相手側はアイビー・リーグの一角であるペンシルバニア大学（University of Pennsylvania）。そして、日本で初めてということで、この戦略は近畿大学に通ずるところがあります。何せ、日本で初めてですとか、日本一というのは分かり易いですし、波及しやすいですからね。加えて、米国の他大学とも同様のオンライン留学に関する協定を締結しており、今後、この形態がスタンダードになっていくことが予測されます。それでも、現地へ留学するということもニーズとしてはあるでしょうから、短期的にはオンライン留学がメインで現地留学はサブということなのでしょう。

では、他大学はどうなのか。

近畿大学では、HPを見る限り、オンライン留学を前面に押し出していませんので、現地留学を原則としていることが伺えます。

『近畿大学　留学プログラム』（近畿大学HP）はこちら

近畿大学の特色は１年次後期からの１年間の留学プログラムですから、現地へ行くことが前提のプログラムなんでしょうね。でも、近畿大学によらず、国際系学部では、オンライン留学をメインに据えている大学は少ないようです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

（参考記事）