先月、以下のプレスリリースが公表され、全国Town & Gown構想推進協議会が発足しています。

「10月28日、「全国Town & Gown構想推進協議会」を設立しました」

そもそも、Town & Gown構想そのものを存じ上げずでしたので調べてみました。

広島大学のTown & Gown officeのサイトを見てみますと、文部科学省の「科学技術イノベーションによる地域社会課題解決 (DESIGN-i) 」に広島大学の「アカデミック・エンタープライズが駆動するサステナブル・ユニヴァーシティ・タウン構想」が採択されたことが契機だったようです。

ということで、Town & Gown構想の定義ですが、

「自治体の行政資源と大学の教育・研究資源を融合しながら活用することで、地域課題の解決に資する科学技術イノベーションの社会実装と人材育成のための地域共創の場の形成を通じて地方創生を実現し、持続的な地域の発展と大学の進化をともに目指す構想」

では、従来の産学官連携と何が異なるのか。

「Town(タウン) & Gown(ガウン)構想でつくる東広島!」(2023.03.31 東広島市)はこちら

上記サイトで金子慎治広島大学理事・副学長のインタビュー記事にありますが、

「東広島市を舞台に一つの大きなビジョンを共有し、同じ方向を向いてみんなで取り組んでいこう」

とのこと。通常の産学官連携の場合、個々の課題に取り組みというイメージですが、Town & Gown構想の場合は一つの傘の中で自治体と大学と企業が一体になって取り組んでいくというイメージでしょうか。

東広島市の場合、広島大学だけでなく、近畿大学・広島国際大学とも連携を既に始めていきますので、他の地域でも同様の取組みは可能ですので、「全国Town & Gown構想推進協議会」へと繋がっているようです。

ちなみに、同協議会への参加メンバーは

呉市

愛媛大学

今治市

島根大学

出雲市

立命館アジア太平洋大学

一般社団法人スマートシティ・インスティテュート

となっています。

この協議会のノウハウが広がっていくと、もしかすると国際的な都市間競争へも耐えうる地域づくりが可能となるかもしれません。

最後に、

この構想が立ち上がるまでの経緯で一番分かりやすい資料だったのは金子慎治広島大学理事・副学長(グローバル化担当)(肩書は当時のまま)の以下の資料でした。ご参考までに

「広島大学Town & Gown構想」(2021.10.01 文部科学省)はこちら

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

(参考記事)


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