半導体と言えば、台湾のTSMCが進出する九州が沸き立っていますが、北海道と東北も同様に半導体事業が立ち上がっています。

「東北大学と北海道大学が連携協定 まずは半導体人材育成」(2024.01.17 日本経済新聞)はこちら

「東北大学と連携協定を締結しました」(2024.01.17 北海道大学)はこちら

詳細は上記の記事とプレスリリースをご確認いただきたいのですが、北海道と言えば、ラピダスが千歳市で新工場建設を建設中ですし、宮城県では、SBIホールディングスと台湾の半導体受託生産大手の力晶積成電子製造(PSMC)が工場を建設する予定となっています。

国立大学同士の連携と言えば、旧帝大とそれ以外の連携という勝手な先入観を抱いていましたが、旧帝大同士が連携するということはよほどの危機感とスピード感をトップが共有していないと実現できないでしょうから、両大学の学長はその点でもお互いに納得ができたものと推測します。

もちろん、地域の起点となっている両大学ですから、北海道・宮城県の各々の地域に立地する他の大学とも連携し、拡大していって欲しいですし、出来ればその地域の産業に就く人材が育つことに期待したいです。半導体と言えば、地政学的に台湾一極集中から分散へ転換が図られていますが、アメリカでもなく欧州でもなく、日本で製造できるという強みが将来的には日本を支える起点となる可能性は大いにあります。それば最先端半導体の製造であればあるほど。

大学や高等専門学校、もっと広げれば、高等学校からその分野を目指す次世代の受け皿が作られていくと少子化を既に迎えている日本において、海外からの人材を呼び込む起爆剤ともなり得ます。

九州ばかりに目を向けがちですが、これを機に北海道と宮城県にも注目していきたいと思いました。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

(参考記事)


1件のコメント

半導体人材育成事業が拡大しています – 大学よもやま話 · 2024-02-21 07:35

[…] 半導体を起点に北海道大学と東北大が連携協定を締結 「新生シリコンアイランド九州」の実現に向けて、九州大学・熊本大学・熊本県が包括連携協定を締結 カテゴリー: 大学 タグ: 広島大学東京工業大学豊橋技術科学大学 […]

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