WHITE株式会社が実施した大学教員のITリテラシー実態調査の結果が公表されています。

「【全国の大学教員432名に聞く、ITリテラシー実態調査】VLOOKUPが使えない大学教員は7割、一方でPowerPoint、Wordの習熟度は高い結果に」(2024.03.05 PRTIMES)はこちら

詳細につきましては、上記プレスリリースをご参照いただきたいのですが、私が着目したのは「セキュリティ」の質問項目についてです。半数の人しか正しい初動を理解していないという結果はかなり衝撃でしたが、紹介されている自由記述を拝見すると危機感を持たれている現場の教員はいらっしゃるようで、少し安心しました。

私が勤めてきた大学においても、セキュリティ意識が高い教職員ばかりではありませんので、OSやセキュリティツールのアップデートの発信などは個人的に半径3m以内の方々には行ってきましたが、たかが知れていると言えば知れています。

定期的な研修の実施やその際にインシデントを紹介するなど学内行事として毎年度実施するようになれば必然的に空気感が出てきますので、セキュリティ対策の意識が低い人のマイノリティ感は出てくるとは思うのですが。継続は本当に大切です。

セキュリティ対策というワードから私が勝手に妄想するイメージと言えば、専門の部署があり、その担当者が常にネットワークを監視している感じですが、実際はそのようなことはないようでして。専門の部署を持てる大学ばかりでもありませんしね。

「3大学で発生したセキュリティー事故、大阪教育大では意外なデータからパスワード流出」(2021.06.01 日経XTECH)はこちら

例えば、上記の事例で見ますと、そもそもの認識であったり、チームで作業を行ってさえいれば防げた事例のように見えますし、日々届くスパムメールを不要に開けないとかそのレベルでも大切だということが分かります。学内サーバーを本気で攻めてくる人には専門の対応がもちろん必要ですし、ネットワークのセキュリティ対策は必要ですが、要は他人任せにせず、セキュリティ対策の第一歩はまず自分からという意識が必要かと。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

(参考記事)

https://takayamaclub.matrix.jp/columns/cross-appointment /

カテゴリー: 大学

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