理工系学部の大学入試における女子枠は国立大学ではもはやスタンダードになりつつあるようでして。確か、スタートは私学の芝浦工業大学だったような記憶がありますが、目にするのは国立大学の方ばかりですね。それだけその地域における国立大学のインパクトが大きいのだと思います。とうとう国立の○○大学も理工系学部に女子枠を設けるのかと。

一方で例えば、九州地方ではほとんどの国立大学が女子枠を設けている中、九州大学、九州工業大学、鹿児島大学の3大学は未だ女子枠を設けていないようでして。それはそれで興味深い動きだなという印象を持ってしまいます。果たして旧態依然とした体質なのか、いやうちの大学は既に女子学生の受入れは十分に浸透しているので今更女子枠を設ける必要なんてないですよなのか、そもそも検討すらしていないのか。

学内事情ですので、外部からは見えづらい状況ではありますが、むしろ我が道を行く結果がどのような影響をもたらすのか注目していきたいところではあります。

ちなみに私が覚えているくらいですから、私学の芝浦工業大学は女子枠を設けたことについてかなりの浸透度をもたらしているでしょうから、これからどのような教育的・研究的な側面で成果が出てくるのか、興味深いところではあります。

国立大学で注目していきたいのはなんと言っても東京工業大学でしょうか。

東京医科歯科大学との統合で一気に注目を浴びていますが、東京工業大学も女子枠を設けることを早々に決めた大学ですし、教員の女性比率を上げることも目標に掲げていますので、それがどのような影響をもたらすのか興味深いところではあります。

「佐賀大学理工学部における女子枠の新設について」(2024.04.30 佐賀大学)はこちら

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

(参考記事)


1件のコメント

大学における女子学生比率向上への取り組みが効果を生みつつあります – 大学よもやま話 · 2024-05-23 23:33

[…] 入試の女子枠を設ける大学が増えています カテゴリー: 大学 タグ: 芝浦工業大学 […]

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