理系女子学生への追い風が吹いています

　今回のテーマは理系女子への助成についてです。

　皆さんもメディアでご覧になられたことかと思いますが、メルカリの山田進太郎氏が立ち上げた山田進太郎D＆I財団は最大100名の高校生女子に対して国公立進学で年間25万円、私立進学で年間50万円の支給がなされます。対象は2022年4月高校入学予定の女子。

STEM(理系)高校生女子奨学金（山田進太郎D＆I財団HP）はこちら

　選考委員もユニークです。大隅典子東北大学副学長、スプツニ子！氏、高橋祥子ジーンクエスト代表取締役社長など5名で、各専門分野の一線で活躍されている方ばかり。この取り組みが理系女子の進路選択の幅が広がることを願って止みません。

　で、大学も受け身ではありません。例えば芝浦工業大学。2022年度入試から100名超の女子入学生に奨学金を支給すると発表しています。というのも芝浦工業大学は、「現在の学部女子学生比率18.7％から、2027年の設立100周年には30％以上へ引き上げることを目標として、取り組んで」いて、この入試段階での奨学金もその取り組みの一環です。それにしても野心的な目標ですよね。30%とは。でも、目標に掲げること、それに向けて施策を打っていくこと。それは一大学だけのことではなく、本来であれば国を挙げて進めていくことなんでしょうが、それを待っていては現状打破はありませんよね。

今回取り上げた2つの取り組みはほんの一部に過ぎません。是非ともご自身の進路に合わせてリサーチは怠りなくやっていただきたいと思います。情報過多の時代ではありますが、必要な情報はやはり自分で取りに行かないと獲得できません。怠りなく。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。