「バーバパパのがっこう」が岐阜市にあります（草潤中学校）

2021年４月に岐阜市に不登校児専門の草潤中学校が開校しています。そもそも特例校の内容をよく存じ上げておらず、塩瀬准教授のスピーチの内容から、初等中等教育課程の新たな形を今回認識するに至りました。

「岐阜市に「不登校児専門公立中」開校。除幕式で会場を涙させた京大准教授のスピーチ」（2021.03.30　ForbesJAPAN）はこちら

まずは、不登校特例校についてですが特例といういうことで、教育課程の柔軟な運用が認められているようでして。

「不登校児童生徒の実態に配慮して特別に編成された教育課程に基づく教育を行う学校の概要」（文部科学省）はこちら

上記の資料によりますと、「特別の教育課程を実施するにあたっては，不登校児童生徒の実態に配慮し，例えば不登校児童生徒の学習状況にあわせた少人数指導や習熟度別指導，個々の児童生徒の実態に即した支援（家庭訪問や保護者への支援等），学校外の学習プログラムの積極的な活用など指導上の工夫をすることが望ましいこと。」とされています。

塩瀬准教授がスピーチで言及されていますようについつい「学校に行くこと」が目的となりがちですが、「学ぶこと」が目的であることにもう一度立ち戻る必要があることは至極腑に落ちました。

しかし、「バーバパパのがっこう」とは。

学校側の力量が非常に試される教育体制ですね。さすが、バーバパパ。

最後に、特例校の設置状況ですが、文部科学省の資料（不登校特例校の設置者一覧）に依りますと、令和５年度で２４校が設置されております。当然、空白地帯の地域もありますから、特例校が増加していくことを期待したいところです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

（参考記事）