私立大学における給付型奨学金は拡充していくことが予測されます

そう言えば、つい先日、明治大学の奨学金について採り上げたところですが、今回は京都にあります京都先端科学大学の奨学金についてのプレスリリースを採り上げてみたいと思います。

「京都先端科学大学が給付型奨学金　25年4月から」（2024.06.28　日本経済新聞・会員限定記事）はこちら

「永守重信の教育に対する思い　奨学金制度「KUAS未来奨学金」新設　～　インフレ時代に学ぶ意欲と力のある学生を支援　修学の機会を提供　～」（2024.06.11　PRTIMES）はこちら

既にご存知の方も多いかと思われますが、永守理事長は日本電産の創業者で職業訓練大学校（今の職業能力開発総合大学校ですね）のご卒業です。プレスリリースによりますとその大学校への進学の際に奨学金を得ていたということも今回の奨学金制度の新設に繋がったようです。能力のある若者が経済的な理由により進学を断念せざるを得ない状況を見るのは忍びないという強い思いが伺えます。

ちなみに大学のサイトによりますと、京都先端科学大学で設定されている奨学金制度は以下の通りです。

KUAS未来奨学金（2025年度入試　入試成績優秀者対象）

遠隔地出身学生支援奨学金（2025年度　遠隔地出身学生対象）

指定校特別奨学金

大学強化指定クラブスポーツ特別奨学金

スポーツ特別奨学金

アドバンスドスカラシップ

学修支援給付奨学金

後援会修学援助奨学金

同窓会奨学金

「奨学金制度」（京都先端科学大学）はこちら

どうでしょうか、この充実ぶり。入学者はいずれかの奨学金に該当していきそうな印象をも受けます。イメージで言うと、米国の大学の奨学金制度でしょうか。私立大学の理工系の学部と言えば、学納金が高額に設定されています（施設設備を考えるとそうならざるを得ないところです）が、その対応として、奨学金制度の充実はどの大学においても図っているところです。

京都先端科学大学の場合、理事長の思いも強く反映されているでしょうから、その期待に応えられると思った高校生は是非ともチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今後ともよろしくお願いいたします。

（参考記事）