為せることをすべて為し
成すべき様に成す
知るを愉しむ
今回は、久しぶりに衝撃を受けた漫画。
この絵への好き嫌いはもしかするとあるかもしれない。
しかし、物語は秀逸。
しかも、この作画でないと、とまで思わせてくれる。
言葉が全てではなく、纏う雰囲気、眼光、仕草が雄弁に語ることがこれほどあるのかと改めて思い知らされる。
自分はとてもその器ではないと自覚しているものの、行動で示したいとは常に思う。
一から十まで伝えることが本当に相手にとって良いことなのか。
捉え方、進め方は千差万別。
出し手であるこちら側がそのことを受け入れた上で、つまり、万事承知の上で、敢えて時間が掛かる方を、手間が掛かる方を選択する。
受け手が思い、悩み、想い、自分なりの結論に至る。
結果として、意にそわないこともあるはず。それをも、良しとし、受け入れる。
言葉にすると平易だが、その度量、その境地。とても、とても。
だが、その境地を目指すことは出来る。辿り着けるかどうかは別として。
知るを愉しむ
世の中、知らないことばかり。
その事を愉しむべし。
圧倒的にオススメ
オノ・ナツメ(2010)『つらつらわらじ 備前熊田家参勤絵巻』.講談社.
カテゴリー: 感想文(読書・映画諸々)
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