破壊と創造
程度の差はあるものの、人生においては誰しもが一度は何かに打ちのめされるもの。
こんなところに落とし穴が。
自分はそんなつもりではなかったのに。
こんなはずではなかった。
つまずくからこそ見えてくるものもあるはずで、この物語は、そんな市井の我々へのエールではないか、そんな風に思わせてくれる。
もちろん、題名にもなっているように主人公の真波莉子はパーフェクトな人物像ではあるがユーモア、真摯な姿勢、現場から学ぶ意欲、そして最後までやり抜く精神力がある。こんなに持っている人はそうそういないとは思うが、このいずれかは誰しもがもっているはず。その特長を存分に活かす視点が物語のあちこちに散りばめられている。
今回もなかなかなハードルの課題を課されるわけだが、是非とも自分ならこうするという前のめりな姿勢で読んでみることをオススメしたい。
ペルソナではないが、真波莉子ならどうするか、その視点を持つだけでもメタ認知の獲得に一歩近づくはず。
最後にこれもまた映像化されるはず。おそらく、いや絶対に。そうすると真波莉子役は誰か。勝手なイメージだと綾瀬はるか一択だなぁ。
ということで、やはりオススメ。
横関大(2022)『闘え!ミス・パーフェクト』.幻冬舎.
カテゴリー: 感想文(読書・映画諸々)
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