本日のテーマは、大学への助成金についてです。つい先日、助成金に関する大きなニュースが流れてきました。皆さんもメディアでご覧になられたことでしょう。大阪大学が感染症に関する基礎研究を行う拠点を作り、日本財団が10年間で230億円を助成するというニュースです。

大阪大学に感染症の研究拠点 日本財団が230億円を助成(NHK HP)はこちら

「日本財団・大阪大学 感染症対策プロジェクト」(日本財団HP)はこちら

NHK の記事にも出ていますが、大阪大学と言えば、2016年に免疫学フロンティア研究センターに対して中外製薬から10年間、毎年10億円の助成金の包括提携契約が締結されています。

中外製薬株式会社と包括連携契約を締結(大阪大学HP)はこちら

立て続けに基礎研究に対する助成金を獲得する大阪大学って。誰か強力なコネクションを持っているとしか思えません。だって、基礎研究ですよ。応用研究ではないですからね。日本財団は財団ですから、非営利団体だとしても研究テーマを定めず助成金を支出するなんて少し前だと考えられません。ましてや中外製薬は民間企業ですからね。それしても規模がスゴイです。

 では、他大学ではどうか。

 勿論、大阪大学同様、有名な大学は助成金を獲得しています。

例えば、東京大学。

 東京大学とダイキン工業による「産学協創協定」締結(共同記者会見)について(東京大学HP)はこちら

 

 こちらも、2018年から10年間100億円規模。

 さらにソフトバンク(ソフトバンク株式会社、ソフトバンクグループ株式会社、ヤフー株式会社)とは研究推進機構を立ち上げ、10年間で最大200億円の助成金が見込まれています。

東京大学とソフトバンクによる 『Beyond AI 研究推進機構』、本格始動(YahooHP)はこちら

そこでふと思い出したのが以前取り上げました「大学ファクトブック」です。この中で東京大学や大阪大学の順位はどうなのかなぁと見てみると

 民間企業との共同研究費受入額ランキング

 民間企業との共同研究費受入額1千万円以上の研究費受入ランキング

とのもぶっちぎりの1位2位でした。当然といえば当然ですか。そして、それだけ大規模に研究をしているのであれば、同様に助成金を拠出しようと考えるのも当然といえば当然ですね。

 特に大阪大学はその出自から医学系が強みですから、是非とも世界に負けない基礎研究を行っていただきたいものです。そうすれば、また優秀な人材も集まりますしね。これこそが国際間競争を見据えた戦略と言えます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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