日本でも久しく生涯教育の重要性が叫ばれていますが、どのくらい進んでいるのでしょうか。リカレント教育という言葉も浸透しつつあり、各大学において履修証明プログラムの開設、厚生労働省では社会人教育を推進する観点から教育訓練給付金として後押ししています。で、どれだけ社会人が大学で学び直しをしているのか。少し古いデータですが、4年制大学で社会人学生の人数は約16万人(全体の約6%)、大学院修士課程においては約1万7千人(全体の約10%)がいわゆる社会人学生です。これだけだと結構いるように思えますが、世界的な比較で見ると、学士課程への入学者割合は2.5%(OECD平均で16.6%)、修士課程への入学者割合は12.9%(OECD平均で26.3%)ですので、圧倒的に少ないと言えるでしょう。

 なぜ、そんなに差が出るのだろうと思い、ずっと気になっていました。勿論、4年制大学の入学者のターゲットは18歳がメインできていて、そのことをベースとした教育プログラムの改善を行ってきていますし、起業における新卒一括採用が未だ解消されていないというのも要因のひとつと言えるかもしれません。

 海外の大学はどうなのだろうと思っていて、しっかりと調べずにいたら、よく出来ていて、偶然にもとある記事に出くわしました。そこには「20年にわたり学籍を保証し、卒業後も再教育を受けられる」プログラムがあるというではないですか。目から鱗でした。そんなに長く学籍を置くことが出来るなんて。それだったら、社会に出た後も、この分野を補強したいと思ったら、スムーズに学び直しが出来るということですよね。素晴らしい。ちなみにそのプログラムを開設しているのは今やアジアNo1の大学と言えるシンガポール国立大学(NUS)です。

もう少し詳しく内容を追っていくつもりですが、それはまた別の機会に。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


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