３０秒感想：とうとう千葉工業大学が学位証明書をNFTで発行しました

今回のテーマは、NFTについてです。

「国内大学初！千葉工業大学が学位証明書をNFTで発行－学位記授与式に合わせて学生がデザインしたNFT学位証明書を配付－」（2023.03.22　PRTIMES）はこちら

とうとう学位証明書がNFTで発行される時代が来ましたねぇ。どこかの大学が先陣を切らないかなぁ、出来れば工業系が先駆けて発行すると話題になるのになぁと思っていたところ、千葉工業大学が先陣を切りましたね。私、てっきり近大かと思っていましたので予想が外れました。仕組みは未だよく理解できていないのですが、今回の場合は個人情報保護の観点から個人を特定される情報はNFTには付与せず、大学名が分かるようになっているようです。

誰がこれを先導したのだろうかと思っていましたら、上記プレスリリースに明記されていました。千葉工業大学 変革センター 伊藤穰一所長ですね、間違いなく。伊藤氏と言えば、マサチューセッツ工科大学（MIT）メディアラボの所長をされていたことでも有名でして、常にテック系の先端を走っているイメージです。その方が千葉工業大学変革センター所長だったとは。侮れません、千葉工業大学。変革センターの活動内容を拝見すると、未来が垣間見れます。

ともかく、NFTで学修歴が証明できたりすることで証明書の機能が強化されていくと、今の証明書の位置づけが変化していくことを意味します。このことを捉え直すと当然と言えば当然ですが、学修歴を持つのは個人であって、教育機関ではないということ。このことが与えるインパクトは結構大きいのではないかと思われます。自身で体系的なプログラムを組むことで最適化された学修歴を有することが可能となるということですから。今までは教育機関から一方的に与えられてきたプログラムを受動的にまさに受講していた形から学修者が自ら取得していく時代に突入するということを意味しているのではないかと。今後の展開に期待したいところです。

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（参考記事）