大体、ゴジラが出てくること自体が荒唐無稽。
出現することに全く説明も前フリもなし。
でも、その出現を受け入れている自分もいるし、おそらく観客皆受け入れているはず。
予期せぬ事態が起こりうる。
歴史上、幾度も大きな災害に遭遇した日本人の遺伝子には組み込まれているのかもしれない。
人知では計り知れないことが起こりうる。
自分の力の無さを思い知らされる。
神木隆之介氏演じる主人公は途轍もない虚無感に襲われる。もうどうしようもないくらいに。
絶望の中に見えるものは何なのか。
その時、彼はどのような選択をするのか。
どのような人との縁からその選択をするのか。
是非ともご自身の目で見ていただきたい。
単なる怪獣映画と侮るなかれ。
オススメである。
『ゴジラ −1.0』2023
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