この物語の放題「ピエロがお前を嘲笑う」なんですが、これがジャケットなら、まず観ることはなかったですね、間違いなく。私が手にとった時は、原題の『Who Am I』でした。なんでだろ。この物語、ドイツの映画でして、全編ドイツ語。ドイツの映画を観るのは始めてでしたのでなんだか新鮮だったのと、音楽がエレクトロミュージックでしたので、それも新鮮でした。
BOYS NOIZE – Alarm (WHO AM I O.S.T.) (Official Audio)(YouTube)はこちら
プロット自体は、謎解きというよりも宣伝で散々煽っている最後のどんでん返しを期待するようになってしまいましたが、犯人登場から物語をさかのぼるのはよくあるパターンで、それほど目新しい感じでもないのですが、ドイツの若者が置かれている現状や、退廃的なイメージは馴染みがなかったので興味深かったです。途中から全部妄想なのではと思ってしまうような作りもマインドファックムービーの枠にはまっているということなんですかね。
主人公の変貌ぶりもなかなかの見どころですし、仮想空間というかメタファーも低予算っぽい作りに好感が持てました。意外とスッキリとしたエンディングでしたので、ライトに楽しめる作品と言えるのではないでしょうか。
こうなると、リメイク版も見てみたいところです。ファイトクラブがそれだったというオチだと笑えるのですが。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
映画『Who Am I – Kein System ist sicher』.2015
0件のコメント