今回のテーマは、大学とメタバースについてです。
「筑波大学とバーチャルキャスト社が共同開発 次世代エリート育成の学位プログラムで高度な実験体験型メタバース空間を公開」(2023.03.06 PRTIMES)はこちら
筑波大学大学院国際マテリアルズイノベーション学位プログラムが株式会社バーチャルキャスト(株式会社ドワンゴのグループ会社)が共同開発したメタバース空間を公開したという上記のプレスリリース。
ちなみに国際マテリアルズイノベーション学位プログラムは「世界の一流大学の学生と茨城・つくば地域の一流研究者を出会わせ、エリート教育と質の高い研究をすることを目的とした学位プログラム」でして、海外大学との連携は必須のプログラムのようでメタバースとの親和性は高いようです。
このメタバース空間はNTTが提供するXRプラットフォーム「DOOR」で開発されたものでして、「遠隔地の学生はメタバース空間のキャンパスに集い、レクチャーの受講や研究発表、ディスカッションなどに活用」されることを想定しているようです。
なるほど、以前記事に取り上げたこともありますが、徐々に大学のメタバースの活用が進んできている印象を受けます。
「G’s ACADEMYが企画協力|関西外国語大学にメタバースと繋がる学習空間「Hello,World.」を新設」(2022.07.20 PRTIMES)はこちら
ということで、XRプラットフォーム「DOOR」での活用事例を探してみると、以下のページがありました。
仁愛女子短期大学写真サークル「写真展2022」(読み込むのに時間がかかりましたので注意してください)
これ以外にもコロナ禍で拡張されたのがバーチャル海外留学。ここでも近畿大学はいち早くプログラムを構築していました。
「世界がキャンパス!! コロナ禍、ZOOMによるリアルタイム海外バーチャル留学を実施」(2021.06.15 近畿大学理工学部)はこちら
仮想空間で普段行けないような場所や出会うことが難しい人と出会えるのは大きな利点でして、教育に活かさない選択はないと思われます。思考も拡張していくでしょうし。ただ、ひとつ懸念としているのは、常時繋がる環境を前提とした教育環境をあまりにも構築し過ぎると繋がらない状況に陥ると全てがストップしていしますというリスクがあるということ。リアルとバーチャルが常に補完関係にあると理想的ではないかと思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
(参考記事)
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