そう言えば、新経済連盟の政策提言の柱に言及していませんでしたので、まずはそちらから。
1.アントレプレナーシップ教育の実現
2.教育DXの加速
3.教職員の対応力向上
で、今回は教育DXを採り上げてみたいと思います。
教育DXの重要性が各種報道でもなされ、かつ、コロナ禍もあり、教育DX、とりわけギガスクール構想はコロナ禍を経て一気に加速した印象を受けています。既に「セカンドGIGA」が話題となっているようですので、生徒がデバイスを1台持って授業を受けるというのは普通の風景となっているのでしょう。
「1人1台端末、徳島で6割故障 「セカンドGIGA」へ教訓に」(2024.04.22 日本経済新聞・会員限定記事)はこちら
そう言えば、教育DXというワードが世に出る少し間には、「エドテック(EdTech)」というワードが頻出し、FinTech同様、教育分野でのテクノロジーの浸透は加速度的になっていくのだろうと思った記憶があります。ただ、「エドテック(EdTech)」というワードも最近ではめっきり耳にしなくなりましたね。経済産業省と文部科学省で棲み分けの結果でしょうか。
「未来の教室 LEARNIG INNOVATION」(経済産業省)はこちら
「教育DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進について」(文部科学省)はこちら
「教育DXとは?エドテックや文部科学省のGIGAスクール構想もわかりやすく紹介」(2024.03.19 HR NOTE)はこちら
新経済連盟の政策提言の中身を見ますと、どちらかというと教学IRの側面に重きが置かれているような印象を持ちました。教育データの蓄積と利活用は次の課題となるでしょうから、インフラも含めて、国レベルで想定しておくことは非常に重要だと深く同意しています。ただし、これも従来から指摘されていることですが、生徒はもとより、教職員のデータリテラシーの習熟度はより一層高めていく必要はあるかと。セキュリティー面からは特に注意すべきことが多いはずですから。セキュリティーレベルによってアクセス権は厳密に管理されるでしょうが、今までのところ、比較的安易な方法で情報漏洩しているケースが多いですので、インシデントの情報共有はもちろんのこと、インシデント対応はより一層重要になることと予測します
「「次世代教育の実現に向けた政策提言」を公表しました」(2024.04.18 新経済連盟)はこちら
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
(参考記事)
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