今回のテーマは3月末に申請がなされた設置等認可の諮問についてです。

「令和5年3月末申請の大学の学部等の設置等認可の諮問について」(2023.04.07 文部科学省)はこちら

文部科学省のメルマガ登録をしていると平日に配信が行われ新着情報(中には今週よく読まれたランキングなどもついていたり)が自動的に配信されるわけなんですが、どうしても仕事のメールチェックの方が優先されてしまいがち。

というわけで、後追いなのですが、上記の諮問についてです。

今回の設置申請を見ていてもはやりブームと言いますか、傾向と言いますか、そのような動向を見てとることができます。

下関市立大学 データサイエンス学部
周南公立大学 情報科学部
明治学院大学 情報数理学部
金沢学院大学 情報工学部
椙山女学園大学 情報社会学部
ノートルダム清心女子大学 情報デザイン学部

最初の2大学は公立大学法人です。周南公立大学はつい先日、私立大学から公立大学へ変更したばかりですので、決断が速いと言えば早いです。経済学部と福祉情報学部が廃止となっていますので、私立大学の時のフットワークの良さがまだ残っているのかもしれません。

さて、そのような傾向が公立大学・私立大学で継続している中、今回注目したのが「令和6年度開設予定国立大学意見伺い一覧」でして、その一番最初に「筑波大学 学際サイエンス・デザイン専門学群 マレーシア クアラルンプール」とあるではないですか。「海外!?」
大学のHPには

「筑波大学マレーシア海外分校の設置について」(2023.03.20 筑波大学)はこちら
とあり、分校が設立されることとなっているようです。
高専の教育プログラムの輸出は、このブログでも記事に取り上げたことはありますが、国立大学の海外分校は初めてのような気が。

「筑波大が日本の大学初の本格海外分校をマレーシアに開設へ。その意義と期待される役割とは?」(LIMO LIFE&MONEY)はこちら


マレーシアの名門マラヤ大学の敷地内に分校が開設されるようです。いよいよ日本の大学も海外分校に着手する時代が来たのかと思うと、いよいよ大学間競争の激しさを実感した次第です。しかも国立大学が先陣を切るとは。これを他の大学がどのように捉えるのか。筑波大学の場合、国策の雰囲気がありますので、政府からも助成金が出るようですが、私立大学で分校を設置するまでに着手するところは出てくるのか。今後の動向に注目していきたいものです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

(参考記事)

カテゴリー: 大学

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