３０秒解説：令和5年度開設予定の大学等の設置に係る答申について（令和4年8月31日）

本日のテーマは令和5年度に開設予定の大学等についてです。

「令和5年度開設予定の大学等の設置に係る答申について（令和4年8月31日）」（2022.08.31　文部科学省）はこちら

今回の答申では専門職大学４校、高等専門学校１校が認可されています。

そうです！

神山まるごと高等専門学校がようやく認可されました！おめでとうございます！

デザイン・エンジニアリング学科　４０名　で徳島県名西郡神山町に開校されることが決定しました。

附帯事項も是非、ご覧いただきたいのですが、

そもそも附帯事項というのは設置認可申請の段階での審査を経て附される事項でして、

遵守事項　…　認可を受けた者が設置計画を履行するに当たって遵守すべき事項

助言事項　…　認可を受けた者が設置計画を履行するに当たって充実することが望まれる事項

という区分があります。

ここでも神山まるごと高等専門学校の戦略の一端を垣間見ることができます。例えば、「ITブートキャンプ」に関することであったり、神山町からの補助金、独自の給付型奨学金制度（例の学費無料の施策です）など。加えて、私が着目したのが、下記の事項です。

「理事に教学関係者が少ないことから、教学側の意見が適切に反映し得る体制の構築に努めるとともに、不断に学生への還元方策等を検討し、教育研究活動の充実を図ること。」

いやぁ、少なくて良いのでは？と思ってしまいました。開校の段階から十分に学生のことを考えているとの印象を受けているので、個人的に。

もしよろしければ、その他の専門職大学の附帯事項もご覧になってください。同じく各学校法人の状況を垣間見ることができますので。やはり、DP・CPとの連動性が問われていますし、事務組織に関する事項も散見されます。各ポリシーや組織体制は如実に大学の状況を表していますので、どういう戦略を予測することが出来ます。

ともあれ、引続き、神山まるごと高等専門学校には注目していきたいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今後ともよろしくお願いいたします。

（参考記事）