本日は大学入試の話しを少し。

大学入学共通テストが導入される数年前から年内入試の入学割合が高くなり、このブログでも大学入試が「選抜」という機能から「マッチング」機能へと変化していくことを指摘してきました。とは言いながら、私立大学がその趨勢で国公立大学では、とは言いながら、一般選抜型入試がまだまだ機能していると思っている方も多いかと思われます。

ですが、朝日新聞の下記ページにて、専門家(今回は元駿台予備校の石原賢一氏)の見解として、一般選抜について記事になっています。

「【トレンド】「一般選抜は、機能しなくなる」 専門家が大学入試の将来を予測」(2024.08.14 朝日新聞Thinkキャンパス)はこちら

詳細につきましては、上記頁をご参照いただきたいのですが、大学入試の状況がここまで進んでいるとすると、やはり大学入試の役割はマッチング機能となっていると言っても過言ではないかと。そうなるとですよ、大学入学共通テストの機能はどう位置づけるのか、ということにはならないでしょうか。元々、共通一次試験と言われていて導入された際には国立大学の一次試験としての位置づけであったことを鑑みれば、これだけ人口が急減している状況において、もはや振るいにかける必要もなく、いきなり、国公立大学の二次試験を受験できるようにしても良いのではないかと思ってしまうのですが、いかがでしょうか。

いやいや、学力を測る仕組みはいるでしょうということであれば、学力テストの延長線上で捉えて、CBTを活用し、基礎学力の試験を高校生の間に複数回受験できるようにしてはと妄想してしまいます。イメージはいわゆる到達度テストですね。もちろん、仕組みを根底から変更するわけでしょうから、障壁が様々出てくることでしょうが、これだけ人口が減少することが明らかな状況で尚且つ、年内入試で受験を終えてしまう高校生が増加している状況において、本当に大学入学共通テストを維持することにどれほどのメリットがあるのか、再検討する必要はあるかと。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

(参考記事)

カテゴリー: 大学

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