入試と言えば、総合型選抜(旧AO入試)と学校推薦型選抜(旧推薦入試)で半数以上の受験生が大学を決めてしまうということから昨今、入試の様相も以前とは変化していきています。

それに伴って、入試の中身も多様化しており、追手門学院大学の総合型選抜アサーティブ入試を始めとした本当に大学が欲しい人材(アドミッションポリシーに示されている人材ですね)を見極めるため工夫をされています。ということは、入試に伴って提出する各種書類も各大学とも違うことは容易に想像がつきますし、それでこそ入試と捉えている学内関係者も多いことでしょう。

ですが、受験生を送り出す側の高等学校からすれば、もっと言うと、担任の教師や学年主任、進路指導部の教師の負担もそれだけ負担が増えているということも容易に想像がつきます。毎年、受け持ちの高校生が受験しそうな学生募集要項を熟読されている教師の方も多いことでしょう。本当にご苦労様です。

ということを受けて、大学側もせめて同じ書類については様式を合わせましょうという動きが出てくることとなったようです。詳細は下記のプレスリリースにてご確認いただきたいのですが、高校教員の長時間労働にも言及されているところがさすがです。

そして、これを全国の大学に拡大していきたいという野望も。この動き、個人的には大賛成です。大分、集約されてきたようですが、そもそも、出願書類そのものも各大学で異なるというのも気になるところではあります。ほぼ同じ情報を取り扱っているという視点に立てば、例えば、国立大学と公立大学は同じシステムを導入するとか、今回のように地域で統一するという動きがあれば、受験生、おそらく多くの保護者にとって福音となることでしょう。

「学校推薦型選抜の推薦書 統一化で教員の負担減~全国初の「全国大学推薦書標準様式」を導入~」(2024.05.27 神奈川大学)はこちら

もうひとつは調査書の統一化ですね。

これって、「JAPAN e-Portfolio」にも繋がることなのですが、運営許可取り消しからはや数年を経ていますが、未だ代替え案は見受けられずですね。ここも注目です。

「「JAPAN e-Portfolio」運営許可の取り消しについて」(文部科学省)はこちら

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

(参考記事)


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