以前の記事で大学入試は選抜と言う機能から、マッチングと言う機能へと変化していくはずと触れたことがあります。

今回、見かけた記事では選抜の形態も多様化しており、受験生のあらゆる能力が問われる入試も実施されているようです。

「大学入試、変わるスタイル スマホ持ち込みOK、図書館で本を見ながら…」(2023.10.03 朝日新聞デジタル)はこちら

上記の記事にありますように「総合的な探究の時間」が2022年度から必修科目化されたことに伴い、探究力の涵養が高校教育の大きな要素となってきていることは間違いないようです。これに伴って、大学の入試形態も多様化しているようで、記事にも紹介されています東京都市大学、産業能率大学、お茶の水女子大学では、スマホの持ち込みも可であったり、図書館の蔵書を使って6時間の入試であったりと、単なる暗記だけの試験形態からは飛躍しています。

「一般選抜 未来構想方式 3教科型 / 5教科型(学費減免)」(産業能率大学)はこちら

「総合型選抜(新フンボルト入試)」(お茶の水女子大学)はこちら

総合型選抜、以前のAO入試との親和性も高そうで、調べてみますと、他大学でも同様に従来の枠とは異なる入試が実施されています。

「総合型選抜アサーティブ入試」(追手門学院大学)はこちら

「ダビンチ入試(総合型選抜)」(京都工芸繊維大学)はこちら

追手門学院大学のアサーティブ入試は東京都市大学と同様に、一回だけの入試ではなく、長い時間をかけた入試の形態をとっていますので、より意識の高い、そして志望の意欲が強い学生が入学してくることが予想されますし、実際そのような結果になっているようです。

だからこそ、地方の中小規模の大学こそ、マッチング型の入試を実施すべきで、受験者数・受験者の層から考えると、もっと開拓されても良いのではないかと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

(参考記事)


1件のコメント

国公立大学でも総合型・推薦型を採用する大学が増加しています - 大学よもやま話 · 2023-10-27 11:30

[…] 大学入試も変革期を迎えています(お茶の水女子大学・産業能率大学) 30秒感想:東京外国語大学の入試における数学必須化について カテゴリー: 大学 タグ: 国公立大学学校推薦型選抜総合型選抜 […]

コメントを残す

アバタープレースホルダー

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です