イーロン・マスク氏と言えば、旧Twitterを買収し、Xに変更したことで話題となりましたが、今度はテキサス州で大学の開校を計画しているとの報道が出ています。

「マスク氏が大学新設を計画、STEMに特化し最高レベルの教育目指す」(2023.12.14 Bloomberg)はこちら

「イーロン・マスクが「授業料無料の大学」を計画中、テキサス州で」(2023.12.14 Forbes JAPAN)はこちら

1億ドルの寄付を元にまずはSTEM教育に特化した小中学校の設立をし、ゆくゆくは大学の開校を目指しているとのこと。しかも授業料は無料だそうです。(一部の学生は徴収するようですが)

意外だったのは、既にカリフォルニア州で従業員を対象とした学校の設立が実績としてあるようでして、今回はテキサス州オースティン地域に土地を購入(なんと6,000エーカー! 東京ドーム500個分です。間違っていたらすみません)し、街そのものの建設に着手しているようです。

どうですか、この発想の凄さ。しかもそれを実現に持っていける財政的な裏付け。いやぁ、恐れ入りました。国内で言うと、どなたが該当するのでしょうか。今、すぐに思いつくのは、京都先端科学大学を開設した永守重信氏でしょうか。

「日本電産・永守氏はどう大学を変えるのか 京都先端大、改革の現場」(2020.11.11 日経ビジネス)はこちら

詳細は上記サイトをご覧いただきたいのですが、永守氏は私財を投じて京都学園大学を取得し、「ハーバードもケンブリッジも超える」大学を目指し、京都先端科学大学を開講しています。校舎もフルモデルチェンジ並みに建て替えていますので、その本気度が伺えます。また、医学部の開設にも意欲を示されているようですので、工学系だけに依らない総合大学を目指されているのだと思います。

イーロン・マスク氏にしろ、永守氏にしろ、実業家による学校づくりには実利面と理想面がどのように嚙み合っていくのか、とかく教育業界の人たちは内に籠りがちですので、このような外部の方による改革の方向性は興味深いところです。

それにしても、イーロン・マスク氏の学校は倍率が凄そうですね。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

(参考記事)


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