日々、教育関係の情報に触れていますと、時々、あぁ、この施策はこういったことを想定していたのかと思わされることが多々あり、文部科学省の官僚の方々の頭の良さを痛感します。

以下は、今回、埼玉工業大学が発したプレスリリースです。

「高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)の推進を支援」(2024.07.08 埼玉工業大学)はこちら

詳細につきましては、サイトをご確認いただきたいのですが、工業大学として有しているリソースをDXハイスクール事業に活用してみませんかという提案(売り込み?)の内容です。

そこで、SSHを思い出し、そうか、大学が有しているリソースを活用することが高等学校のDX化の加速には確かに有効だなと思い至った次第です。言ってしまえば、専門教育を教授する場である大学は既に先行している存在ですから、その事例を高等学校で利活用しない手はないですもんね。

惜しむらくは、その辺りの動向に大学自身が気付いているかどうかは大きいかと。ここでもマネジメントの巧拙が如実に出てくることでしょう。自分の大学は文系が主だからとか、中小規模の大学だからと手をこまねいている隙に他の大学がどんどん高大接続を推進していくことでしょう。そもそも気が付いていない大学もあるかもしれません。そう考えると、国の施策を絶えずモニタリングしておくことはこれからの大学経営においては、特に私学においては必須事項かと思われます。

ちなみに、文部科学省のDXハイスクールのサイトはこちらです

「高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)」(文部科学省)はこちら

1,000万円/校(1,000校程度)

採択結果

公立 746校

私立 264校

計 1,010校

この規模感がお分かりになる方は、既に着手済みかと。

ちなみに金沢工業大学も当然、着手しています。ご参考までに。

「DXハイスクール応援プログラム2024」(金沢工業大学)はこちら

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

(参考記事)


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