今年も) eラーニングアワード受賞者が公表されていますね。

「第20回(2023年度) eラーニングアワード 受賞企業様」(一般社団法人日本オンライン教育産業協会)はこちら

高等教育機関で選定を受けたのは、

・東京工科大学(医療系eラーニング全国交流会会長賞)

・学校法人近畿大学(ラーニングアナリティクス特別部門賞)

このうち、近畿大学の「オンデマンド授業配信プラットフォームのログ分析・ラーニングアナリティクス」のついては以前、記事にしましたが、学習行動の把握の事例としては非常に参考となるものだと思います。

ちなみにプレスリリースはこちらです。

「近畿大学が推進する「オンデマンド授業の学習ログ分析」をデジタル・ナレッジがLMSで支援 7割以上の学生が1.5倍速で動画を視聴!学生のリアルな行動把握を、より良い教育環境の実現へ活かす 【オンデマンド授業・学習ログ分析 導入事例】」(2023.06.14 PRTIMES)はこちら

学習行動のログの把握は現状が如実に出てきますので、それをどのように授業設計に組み込んでいくか、また、4年間の学びの効率化にいかに繋げていくかが焦点になっていくと思われます。大学設置基準も改正になりましたので、授業の組み立て方は大学がより柔軟に設計する可能となっています。あとは授業やカリキュラムに対する本気度の差が出てくることでしょう。既に伝統的な90分授業から脱却して105分や100分授業を展開し、半期15週ではない大学(14週+定期試験)も多数出ていることですし。学位プログラムとして見るマクロの視点と授業毎に見るミクロの視点の両方を有している大学とそうでない大学とでは学生の仕上がり具合にも当然、差が出るかと。

「100分授業のガイドライン」(2022.10.07 早稲田大学)はこちら

明治大学・芝浦工業大学・法政大学・神奈川大学・東海大学・上智大学・中央大学・立教大学・関西学院大学も100分授業を導入済みのようです。

105分授業は、東京大学・拓殖大学・武蔵大学・城西大学や関西圏の大学で導入している模様です。

最後に、日本e-Learning対象はAI英会話「スピークバディ」。

従来のオンライン英会話のマイナス面を見事に克服した仕組みとなっていまして、復習や心理的負担の軽減・価格など、個別最適な学びがまさに実現されている印象を受けました。これって、初等中等教育課程から導入すれば、日本語を母国語とする児童は勿論ですが、外国語を母国語とする児童への日本語教育へも適用できるのではないかと思いました。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

(参考記事)


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