今回のテーマは、あのチームラボがICTを活用した空間設計を手掛けた「安平町早来学園」についてです。

「チームラボが空間設計を手がけた、「共創」のきっかけが生まれる学校が開校。ICTの活用で、地域と学校が一体となる空間を実現。」(2023.04.11 PRTIMES)はこちら

チームラボが学校?と「?」が頭に浮かんでこのプレスリリースの中身に興味を持ったわけですが、内容を読み、動画を見て「!」に変わりました。

なるほど。

これこそが学校の姿なのではないかと。

学校は学校。地域の活動は別の施設、例えば、公民館などでというのが主流な中、安平町は震災の影響で従来の校舎を利用できなくなりました。これを機に「4つの小学校・中学校と公民館図書館を1つの建物に統合」することとなったわけです。まず、この発想がスゴイ!そして、その設計をチームラボに託すセンスもスゴイ! そして、それをやってのけ、共創の場を具体的に示したチームラボのセンスがやはり凄すぎです!

私、長年教育機関で奉職させていただいていて一つの夢があるわけです。

それは、老荘青(老年期・壮年期・青年期)に加えて少年期のあらゆる世代が集う場所としての学校をこの目で見てみたいということです。出来得れば、自分もその運営に携わっていきたいと思っています。学校はあくまで機会と場の提供であり、そこに集う人たちが主役の学校。

そういう理想を常に抱いているものですから、このプレスリリースを見た時には一つの解だと捉えることができました。この学校では、生徒だけでなく地域住民も集う場としての活用が想定されており、そこには常に両面性を有しています。単純な視点で見ると、上手な言葉の変換があります。

具体的には

児童・生徒が授業で利用する
「家庭科室」「美術室」「音楽室」
が、
地域住民が利用する場合は
「キッチン」「アトリエ」「スタジオ」
となる。

これって単純なようで実は難しいことではないかと。この柔軟な発想にこそ強みがあるのではないかと。

ここから生まれる交流そのものがまさに「共創」を生み出すことになるでしょうし、新たな人材も生まれることでしょう。

出来得れば、他の地域にも是非とも広がっていっていただきたい、そう切に願って止みません。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

(参考記事)


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