今回のテーマは、デジタル人材についてです。

「デジタル人材育成推進協議会(第2回)配付資料」(2022.12.26 文部科学省)はこちら

デジタル人材育成推進のために、「経済産業省と連携し,産業界,地方公共団体,そして,大学,高専の関係者の皆様を構成員とする協議会」が開催されており、既に2回目を迎えています。

文部科学省は常々フォローしていますので、今回は経済産業省の動向を見てみることとしました。

「【資料2】経済産業省説明資料<デジタル推進人材育成の取組について>」(2022.12.26 経済産業省)はこちら

この資料に依りますと、デジタルスキル標準を「DXリテラシー標準」と「DX推進スキル標準」の2つで構成すると捉えおり、リテラシーレベルは「全てのビジネスパーソンが身につけるべき能力・スキル」を定義し、推進スキルレベルは「DXを推進する人材類型の役割や習得すべきスキル」を定義しています。

「DX推進スキル標準」の5つの人材類型は以下の通り。

・ビジネスアーキテクト

・デザイナー

・ソフトウェアエンジニア

・サイバーセキュリティ

・データサイエンティスト

もう少し詳しい資料を求め、経済産業省のHPを見てみると以下の頁に資料が掲載されていました。

「「デジタルスキル標準」をとりまとめました!」(2022.12.21 経済産業省)はこちら

そもそも「DX推進スキル標準」を定めることにどのような意義があるのだろうかと思ったのですが、以下の説明で納得。

「「DX推進スキル標準」を参考にすることで、自社・組織に必要な人材が明確になり、確保や育成の取り組みに着手」することが可能となると位置づけています。また、この類型は単体で見るのではなく、「様々な場面で二つ(又はそれ以上)の類型が協働関係を構築すること」が想定されていて、連携することが前提で類型されています。

自身の組織に必要な人材とは一体何なのか、必要とされるDXとは何なのか。それをこの類型を基にすることで組織の取り組むべき課題がより明確になるというわけです。

では、この類型の中で注目すべき類型は何かと。以下の日経の記事によりますと、ズバリ、「ビジネスアーキテクト」とのこと。

「「DX推進スキル標準」が公開 ビジネスアーキテクトを定義」(2023.01.12 日経XTECH・有料会員限定)はこちら

詳細につきましては、是非とも上記記事を読んでいただきたいのですが、相当なレベルですね。組織によっては自前でそろえるのは難しいですから、外部人材を上手に活用していくことが現実的かと。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

(参考記事)


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