国内にある国立大学でどこが最初に民間企業と手を組むのだろうと思っていたら、ここでした。

 

「東海国立大学機構・ドワンゴ・KADOKAWA大学DX実現に向けた包括的提携協定を締結デジタル技術を活用した大学運営における新サービス開発と事業化へ」(2022.07.22 ドワンゴ)はこちら

 

個人的には意外な感じがしましたが、よく考えると、国立大学機構に名乗りを上げて、いち早く国立大学同士で手を組んだ姿勢からすると当然と言えば、当然。東海国立大学機構が掲げる『デジタルユニバーシティ構想』では、「学生・研究者に留まらず、産業界、高校生、市民、病院利用者など100万人の大学ステークホルダーにデジタル技術を活用し知の価値とコミュニケーションの場を提供」することを目的としていることからしても、DXの加速の必要条件としては、ドワンゴ・KADOKAWAとの連携は必須だったのでしょう。

 

具体的な取組として挙がっているのは以下の3項目

・東海国立大学機構が持つ教育コンテンツの「N予備校」での配信

・専門性の高い教育コンテンツに適した新動画配信プラットフォームの共同開発

・デジタルテクノロジーを活用した大学運営の研究

1番目も2番目も気になりますが、3番目は最も気になります。民間企業のノウハウをデジタルを通して取り入れるということになれば、各種のデータ管理とそれを活用した迅速な意思決定の実現が可能となることを意味しますから、当然、目線の先には国外の大学との競争を視野に入れていることでしょう。ドワンゴ・KADOKAWAもそれを視野に入れた上での連携だとすると面白そうです。むしろそうあって欲しい。

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 


0件のコメント

コメントを残す

アバタープレースホルダー

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です