今回のテーマは、山田進太郎D&I財団についてです。先日、下記のプレスリリースを拝見しまして、これは!と思いましたので。

「高校生女子が海外留学でSTEMを学んだら?トビタテ!留学JAPANから先輩が登壇!STEM Girls座談会特別企画」(2022.11.15 山田進太郎D&I財団)はこちら

既にご存知の方も多いかと思いますが、メルカリ創業者の山田進太郎氏が立ち上げた財団でして、「ジェンダー・人種・年齢・宗教などに関わらず、誰もが自身の能力を最大限に発揮できる社会の実現へ寄与する」ことを目的とされています。

具体的な活動として手始めに着手されているのが、女子のSTEM分野への障害を取り除くこと、そのための金銭的支援=STEM(理系)高校生女子奨学金を設定されています。

興味深いのが、この財団の2035年度までの目標です。

「2035年度 大学入学者のSTEM分野の女性比率を18%から28%にしよう!」

ちなみに現状は、

自然科学・数学・統計分野で約25%(OECD平均約50%)

機械・工学・建築分野で約15%(OECD平均約25%)

ですから、出来なくもなそうだけれども、10ポイント増はかなりのハードルではないかと。

そこで冒頭のイベントのように、認知度を高めると同時にコミュニティを構築していく必要があるのでしょう。行動変容を促すには自分に身近な事例を提示することは有効ですから。モデルケースが幾つもあるということ自体が各女子生徒の選択肢の幅を広げるでしょうし、知らず知らずのうちに日本社会に掲載されているハードルの除去にも繋がると思われます。

出来うれば、全国の中学校・高等学校と連携していくと面白そうですよね。手始めに私立の女子中学校・高等学校への出前講座から始まって、私学から公立学校へと広がっていくと、意識が変化していくと思われます。それに伴って教師の意識も変化していくでしょうし。

今後の活動にも期待しつつ、注目していきたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

(参考記事)


1件のコメント

山田進太郎D&I財団が大学との連携を拡大しています – 大学よもやま話 · 2024-01-09 22:31

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