早稲田大学と言えば、私立大学の中でも常にフロントランナーとして確固たる地位を築いていますが、立命館大学や近畿大学とは異なった印象の革新性を持っていると個人的に思っています。

で、

今回の大学ニュースでは、データサイエンス教育のスキームを東京女子大学へ提供を始めるとのこと。

東京女子大学へ早稲田大学の「データサイエンス教育スキーム」の提供を開始します(2024年度~) データサイエンス教育コンテンツと認定制度を提供 大学の垣根を超えたデータ活用人材の育成で東京女子大と連携」(2024.01.25 早稲田大学)はこちら

詳細は上記サイトをご参照いただきたいのですが、ポイントは以下の4点。

・データサイエンスを専門とする専任教員が構築した本学の全学部・研究科学生対象の教育プログラム

・データ科学教育の推進を支援する「データ科学教育スキーム」

・他大学生も認定可能なノンディグリー認定制度「早稲田大学データ科学オープン認定」の新設

・データ科学教育の普及を通した社会貢献

この中で私が注目したのが、2点目のスキームについて。

「本プログラムの導入初期段階における学習上の不安を解消するため、本学の学生LA(Learning Assistant)の協力により、オンライン・チャット等による東京女子大学の学生の学習をサポートするとともに、ノウハウを共有し、数年後には東京女子大においてLAを育成・活用できること」

を目指すとのこと。単にフルオンデマンドの教育プログラムを受講するだけでなく、早稲田大学の学生LAのサポートまで受けられる。しかも将来的には自大学のLAの育成まで視野に入っている。なんと行き届いたサービスなんでしょう。

全体を通して、もちろんデータサイエンスという分野の親和性は欠かすことの出来ない要素ではありますが、それ以上に国内大学、しかも地方であればあるほど、学内の教育リソースが限定されますので、こういった形の教育プログラムが活用できるとなると、使わない手はないのではないでしょうか。

私が、学長ならいち早く手を挙げて試験導入してみたいです。

以前にもこのブログでは触れましたが、今後、データサイエンスの分野は生成AIが間違いなく担う分野ではありますが、リテラシーとしてのデータサイエンスの知識はもはや必須となっていますから、大学生であれば誰しもが身に付けておかなければならない状況に既にあると言えます。

この早稲田大学の教育プログラムが浸透していくと緩やかに早稲田ブランドが浸透していきますから、そうはさせじと別の動きが出てきそうで興味が尽きません。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今後ともよろしくお願いいたします。

(参考記事)


1件のコメント

データサイエンス・アイデアコンテスト2024が開催されます – 大学よもやま話 · 2024-05-26 22:34

[…] 早稲田大学のデータサイエンス教育スキームが他大学に提供されます カテゴリー: 大学 タグ: データサイエンス・アイデアコンテストマイナビ中央大学法政大学関西大学 […]

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