今回のテーマは、NVIDIAが提供するデジタルスキル育成プログラムについてです。

「NVIDIA、滋賀大学との連携により「DLI データサイエンス教育キット」の日本語版の無償提供を開始

1,000ページにのぼる講義用スライドを中心とし、基礎から応用までを網羅した包括的な教材により国内のデータサイエンス教育を支援」(2022.09.08 PRTIMESス)はこちら

この教育プログラム、DLIと呼ばれていまして、Deep Learning Instituteの略とのことです。勿論、詳細については、上記の頁をご参照いただきたいのですが、このDLIのひとつに「DLI データサイエンス教育キット」というプログラムがあり、その日本語版を製作するにあたり、滋賀大学と共同で製作したというのが今回取り上げた理由でもあります。以前の記事でも取り上げましたが、日本のデータサイエンス教育の先駆けとなったのが、滋賀大学データサイエンス学部でして、その先駆けとなった大学と連携を図ったというのがNVIDIAの目の付け所の良さでもあります。

しかも、教育機関の教員であれば無償で利用可能と言う画期的な取組みでもあります。パッケージの提供ですから、イチから教材や演習を製作する必要がないのですから、教員の習熟度に合わせて、教育プログラムを立ち上げることが可能となっているようです。

で、

こうした取組みを行うことでNVIDIAにとって何がメリットなのか。大学との産学連携事業を行うことで、NVIDIAという企業ブランドの向上が図れることは間違いありませんが、それだけではないかと。すぐに思いつくのは、優秀な人材の獲得が考えられます。産学連携で企業との距離感が近いということは学生との距離感も近いということでしょうから、志望する学生も自ずと多くなることが予測されます。さらには、データを取り扱う母数を増やすということ。少なくとも国内では一部の層しかデータを取り扱っていない訳ですから、これが一般企業だけでなく、個人事業主や個人活動に至るまでデータを取り扱う人口が増加することはすなわちデバイスの需要にも少なからず影響を与えるのではないかと。時間はかかりますが。

それにしても、地方の中小規模の大学であれば、このキットを有効活用することは時代にニーズにマッチするということですから、是非とも積極的に使用していただきたいものです

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今後ともよろしくお願いいたします。

(参考記事)


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