今年度の大学入学共通テストの志願者数が確定しました。

「【2023大学入試】大学入学共通テストの志願者数が確定 — 現役生の割合が過去最高に。浪人生は6年連続で減少」(大学通信)(2022.12.19 大学プレスセンター)はこちら

独立行政法人大学入試センター発表によると志願者数は、51万2581人で昨年度比の減少率は3.4%。現役志願率は45.1%と昨年度と同様の高さとなっています。一方で浪人生の志願者数が6.7%減少と昨年度の減少率を上回っており、ますますの現役志向が強まっている傾向が顕著となっています。

「一般選抜入試枠が減っていく!?大学が旧AO入試「総合型選抜」を選ぶ背景 国立8割・私立9割で実施、「トイレ研究」で合格も」(2022.12.20 東洋経済ONLINE)はこちら

一方で、大学入試の個別試験である一般選抜・総合型選抜においてもそのような傾向が見られ、国公私立大学全体でも一般選抜は5割以下、私立大学に至っては4割程度しか一般選抜を受験しないという傾向が出ています。

これらの結果を見ても、二極化が進んでいるとはいえ、入試というツールは、もはや選抜ツールではなく、マッチングツールであると位置づける必要があるということでしょう。上記の東洋経済ONLINEの記事でも早稲田塾の執行役員・中川敏和氏が指摘されているとおり、今後、総合型選抜が増えてくることが予測されますので、自ずと大学入学共通テストの在り方も変わらざるを得ないかと。そうなると、実施時期も含めて、今の実施体制の在り方も検討されていくことでしょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

カテゴリー: 大学

1件のコメント

30秒感想:大学入学共通テストが終了しました - 大学よもやま話 · 2023-01-18 22:30

[…] 30秒感想:大学入学共通テストの志願者数が確定しました 大学入学共通テストは本当に必要なのか カテゴリー: 大学 タグ: 大学入学共通テスト […]

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