私、個人的にすごく注目している神山まるごと高専(2023年4月開校予定)が次の一手を打ち出しています。
「神山まるごと高専(仮称)が、2023年度入学 第一期生の学費無償化を目指す
~経済状況に左右されずに進学できる学校へ~」(2022.01.31PRTIMES HP)はこちら
「神山まるごと高専(仮称)が「第一期生の学費無償化」を目指す理由」(2022.01.31note HP)はこちら
そう、学費です。何度も取り上げているように国公立と私立では学費が圧倒的に違います。大学ですと国からの助成金(補助金とも言います)の割合がほぼ逆だと捉えて良いくらい。国公立の助成金と学費の割合が7:3だとすると、私立は逆の7:3です。大体ですよ、大体。
そうなると、当然、学費が高くなる=保護者の所得の過多が進学に影響を及ぼすという結果になります。そこで高等教育の修学支援新制度や高等学校等修学支援金制度・高校生等奨学給付金が設立された訳です。
理由を読むと、寺田親弘氏は充実した教育を提供しようとすると当然、学費は高くなる、そうなると裕福な家庭の子供しか来なくなる、それは「神山まるごと高専が目指したい精神性とはズレて」しまうと指摘しています。
で、具体的な施策としては、給付型奨学金を設定するということです。まずは一期生から始めて、二期生以降も継続的にその制度を維持していく計画のようです。
問題意識を抱いたら具体的に目標を立ち上げ、アジャイルしながら、目指すところまで持って行く。このような組織体となっている学校で学ぶ生徒は練度が高くなっていそうで楽しみです。特に何事も一期生はチャレンジ精神が旺盛な子たちが集まるので、その意味でもどんな未来を見せてくれるのか楽しみで仕方ありません。賛同してくる組織や人も増えそうですね。
最後までお読みいただきありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
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3件のコメント
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