キャリア支援に携わる部署へ配属となって以来、必然的に就職活動に情報をキャッチアップするように意識が拡大していまして、25卒生(2025年に卒業する大学生・大学院生を指します。入試の2025年度入学するのための入試を2024年度に実施するのと同じニュアンスですね)の活動状況を追っているところではあるのですが、既に26卒生の情報も出ていまして、今回採り上げる意識調査結果も26卒を対象とした意識調査となります。

「『iroots』を利用する26卒学生に聞いた「サマーインターン」意識調査―『iroots』ユーザーアンケート― サマーインターン参加予定企業、平均「4.1社」。参加目的は「本選考での優遇を期待するため」が最多。」(2024.07.08 エン・ジャパン)はこちら

詳細は上記サイトをご確認いただきたいのですが、少なくとも就活生にとってもはや三省合意も既に形骸化されつつあり、3年生の夏のインターンシップをはじめとした企業のイベントは早期選考の入り口となっているようです。

一応、5日以上というルールは設けられていますが、学生の期待以上に企業は早く人材を確保したいという動機が強く働いているのでしょうね。

先日視聴したオンラインの就職状況に関するセミナー(文化放送キャリアパートナーズ)においても私見ではありますが、同じような状況予測がなされていました。

そうなると、本選考と早期選考の意味合いが変わってくるでしょうし、学生はその状況を受けてより早くに動かねばという動機付けが2年生以下にも浸透してきそうです。

ですが、どうなんでしょうか。

企業も学生もそれだけ早くに活動をして良い結果が得られるのでしょうか。甚だ疑問です。お互いのより良い関係、企業は優秀な人材を獲得すること、学生は自分に合った企業に入社することが本当にマッチング出来ているのか。是非ともどなたか検証していただきたい。

離職率の平均は変わらず推移していると聞きます。すみません、調べたわけではないです。が、これだけ人材不足の現状において学生の側は安易な道を選んでいないのか、採用する側は組織文化・風土も含めて学生に伝えているのか。

個人的には学生にはその企業へ定着していただきたい。もちろん、年数が経れば、スキルアップもし、見えてくる風景も変わってき、外へ飛び出したい気持ちも出てくることでしょう。それは否定しませんし、企業側も場合によっては快く送り出してくれることでしょう。そのためにもまずは初職で一人前になっていただきたい。そう願わずにはいられません。

道のりは遠いかもしれませんし、案外近いかもしれません。時には複数に枝分かれしているかもしれません。

それでも自身で選んだ道ですので、先ずはしっかりと歩んでいただきたいと思います。

ということで本日はこの辺で。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

(参考記事)


1件のコメント

海外インターンシップは標準になる時代が到来しそうです – 大学よもやま話 · 2024-07-26 22:59

[…] 26卒生の意識調査が公開されています カテゴリー: 大学 タグ: インターンシップ中央大学 […]

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