12月1日に記事にした10月1日現在の就職内定状況調査の結果が再度、アップされており、どうもそのページは削除されているようです。削除されていますので、比較のしようもないのですが、調査結果には差異があるようでしたので、再度、取り上げたいと思います。

「令和5年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査(10月1日現在)」(2024.01.11 文部科学省)はこちら

毎度のことながら、まずは就職希望率から。

大学全体の就職希望率は76.9%で前年度調査比で0.2ポイントの低下。

国公立大学が55.6%で前年度調査比で0.4ポイントの上昇。

対して、私立大学が87.4%で前年度調査比で0.5ポイントの低下。

これだけ売り手市場と言われている状況において、就職希望率が減るということは他の要因があるということなのですが、進学率が不明ですので要因は不明です。

そして、今回気になる点は国公立大学の就職内定率の低下です。

大学全体の就職内定率は74.8%で前年度調査比で0.7ポイントの上昇。

国公立大学が72.1%で前年度調査比で2.9ポイントの低下。

対して、私立大学が75.6%で前年度調査比で1.7ポイントの上昇。

2.9ポイントも低下する要因については、文理別就職内定率にヒントが。

国公立大学の文系で73.7%で前年度調査比で0.2ポイントの上昇。

対して理系で69.1%で前年度調査比で8.9ポイントの低下。

ということは、就職でない進路を希望している理系の学生が増加しているということですので、もしかすると大学院進学率が上昇しているのかもしれません。

引き続き、同調査には注目していきたいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

(参考記事)


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