LinkedInが20年前に実施した調査と現在の調査との比較が公表されています。

「LinkedIn、創業20周年に合わせて、仕事の価値観の変遷を調査 20年前も現在も将来も、最も必要なスキルは「コミュニケーションスキル」 リンクトイン・ジャパン株式会社」(2023.05.16 PRTIMES『LinkedIn調べ』こちら

詳細は上記プレスリリースをご確認いただきたいのですが、最も必要なスキルとして変化がないのが「コミュニケーションスキル」という結果には思わず納得してしまいます。

一方で大きく変化した結果もあります。

一つは、ライフワークにおける優先順位。『LinkedIn調べ』


20年前は仕事>家庭>趣味>スキルアップ


だったのが、


現在は家庭>趣味>仕事>スキルアップ

と「仕事」と「家庭」の順序が入れ替わっています。「家庭」の定義も変化しつつありますし、結婚年齢が上昇傾向にありますので、今後は質問項目の変更も必要かもしれませんが、仕事とプライベートの優先順位に変化があるということは、働き方そのものの変化も当然あるわけで、例えば、同調査での残業時間の変化です。『LinkedIn調べ』

20年前:24.3時間

現在:13.3時間

母数が違いますので、そのまま比較することが難しいですが、それでも皆さんのイメージの中でも時間で埋めようとしていた感覚からより効率的・効果的な業務へと思考がシフとしていませんでしょうか。少なくとも私はそのように変化してきています。ただし、若手の時代には出来ないことも多いので時間で埋めるという経験は必要だという認識に変化はありませんが。残業をしていることが「仕事」をしているという認識・評価から「結果」はどうなのかという認識・評価へのシフトとも言えるかもしれません。言い換えれば、「量」から「質」へのシフトと表現できると思われます。

と言うことは、評価する側の人間、つまり管理職の思考や役割も変化せざるを得ないわけで、管理職の思考や役割が従来のままの組織では上手く機能しない、つまり、生産性は低いまま、下手をすると離職率が高まっていく可能性も出てきます。

とまぁ、いろいろと妄想をさせていただける貴重な調査結果ですので、人事部の方のみならず、若手の方もご覧いただけますと発見があると思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

(参考記事)

カテゴリー: Life

1件のコメント

ネットショップ開設を通した就業体験について - 大学よもやま話 · 2023-05-25 11:37

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