３０秒感想：２４年度卒業予定の学生の就職意識調査

本日のテーマは、２４年度卒業予定の学生の就職意識調査についてです。

「24卒学生の1月1日時点の就職意識調査　～キャリタス就活2024　学生モニター調査結果（2023年1月）」（2023.01.17　DISCO）はこちら

株式会社DISCOでは、毎年、現３年次生の就職意識調査を行っており、その調査結果が公開されています。詳細につきましては、上記、プレスリリースをご確認ください。こういった調査の利点は、現在の学生が就職活動をどのように行っているかを概観できることですが、今回はふと思い立ち、昨年度との比較でどうだったのだろうと思い、昨年の調査を見てみることとしました。幸いまだ公開されており、下記がその頁です。

「23卒学生の1月1日時点での就職意識調査　キャリタス就活2023 学生モニター調査（2022年1月）」（2022.01.14　DISCO）はこちら

比較をしてそれほど大きな変化は見られませんが、ひとつ注目したのが、「就職先企業を選ぶ際に重視する点」でした。

2022年の調査では、「将来性ある」が１位だったのに対して、2023年の調査では、「給与・待遇が良い」が１位でした。そして、理系文系別で見ると、理系の上位に「大企業である」と「業界内の順位が高い」という項目が上がっており、大手志向が読み取ることができます。

個人的には「仕事内容が魅力的」や、「世の中への影響力が大きい」の項目が高い方が期待を持てるのですが、コロナ禍の開始と同時に大学生活に突入したのが現３年次生。入学した途端、急遽、対面授業が全面停止され、オンライン授業に移行するという異例の状況に遭遇したわけですから、保守的になるのも致し方無いと思われます。それでも、就職活動時点では、形態に変化があったとはいえ、インターンシップなどにも参加しているようですので、なんとか生き抜く力を身に着けているのではないかと推測します。

実際に社会人となってからは、学生の時とは比べ物にならないほど様々な機会に遭遇するとは思いますが、彼らが大学入学時点に遭遇した状況に比べたら乗り越えられないハードルだとは思いません。是非とも頑張っていただきたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

（参考記事）