本日のテーマは、インターンシップについてです。

「現大学2年生より、インターンシップのあり方が変わります! ~「インターンシップの推進に当たっての基本的考え方」を改正しました~」(2022.06.13 経済産業省 HP)はこちら

題名から現3年生まではどういう扱いなのだろうと、疑問がわきませんか? というか、ご存知なんですかね?

まぁ、このブログ自体が私自身が曖昧となっている事象や言葉の定義を明確にしていきたいなと思って始めたものですので、知ったかぶりせずに改めて整理をしていきたいと思います。

ということで、言葉の定義から。

まず、三省合意(文部科学省・厚生労働省・経済産業省ですね)というものがありまして、それが「インターンシップの推進に当たっての基本的な考え方」というものでして、それが改正されたということです。そこでは、インターンシップとは、が定義されています。曰く、「学生が在学中に自らの専攻、将来のキャリアに関連した就業体験を行うこと」。なるほど、在学中でなければ、インターンシップとはならない。就業体験でないものはインターンシップとはならない。ということは、1dayは言わずもがなですね。

で、今回の改正のポイントは、

「現大学2年生より、一定の基準に準拠するインターンシップで得られた学生情報については、その情報を採用活動開始後に活用可能」となることです。

ちなみに、一定の基準とは「※ 就業体験要件(必ず就業体験を行う。インターンシップ実施期間の半分を超える日数を職場での就業体験に充てる)や、実施期間要件(インターンシップの実施期間は、汎用的能力活用型では5日間以上、専門能力活用型では2週間以上)等。」でして、これもなるほどですね。期間も5日間以上や2週間以上という要件があるんですね。

要は、大学3年生までは採用活動の青田買いとしての位置づけはダメよ、大学2年生からは上記の要件を満たせば、採用活動との紐づけも可能だということですね。ここまで見てきて思ったのは、やはり、就職活動って在学期間中なんですね。合間に参加するようなニュアンスでもなくガッツリ参加型ですもんね。大学の教育プログラム(ホントは大学によらないですが)にはカリキュラムというものがあって、4年間の就業期間中にDPまで到達するように設計されているはずなのですが、結局、就職活動優先と言う態勢ですもんね。

次回はその視点を持ったうえで、同じく定義されている「学生のキャリア形成支援に係る産学協働の取組の四つの類型」にも見てみたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

参考記事

カテゴリー: 大学

1件のコメント

1分間解説:現大学2年生より、インターンシップのあり方が変わります! その2 - 大学よもやま話 · 2022-06-16 22:41

[…] 1分間解説:現大学2年生より、インターンシップのあり方が変わります! […]

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