生成AIと言えば、各大学とも方針を打ち出し、授業への利活用を模索している段階だとは思いますが、NTT西日本 はもう一段上に行くため、同志社大学と連携し、実証事業を開始するようです。

NTT西日本同志社大学NTT EDX 教育・学習活動への生成AI活用実証事業スタート! ~教育・学習向け生成AIを活用した新たな「教えと学び」の仕組みづくり~」(2023.11.16 同志社大学)はこちら

上記のプレスリリースによりますと、同志社大学では2024年度より、「教室での授業とオンデマンド授業の組合せを基本」とするようですので、教育プログラムの質の向上のためはインフラ整備と共に生成AIを取り込んだプログラムが不可避だと考えているだと思います。

学習支援は学生主体

教育支援は教員主体

そのどちらの支援にも教育・学習向け生成AIを活用していこうとしています。

具体的には、

学習支援として、

・予習時の教科書の要約

・復習時の設問作成・キーワード抽出

・教科書に対する質問への自動回答

・教科書に対する思考の壁打ち

教育支援として、

・課題・小テストの作成補助

・課題・小テストの採点を含む評価補助

・生成AI学生利用ログに基づく講義見直し

・生成AI&電子教科書学生利用ログ相関分析

いずれも学習状況の把握や学修成果の可視化には欠かせないものですので、そう遠くない未来においてはスタンダードとなることが予測されます。同志社大学のような大規模大学が実施することの障害は多々あるかとは思いますが、これらをクリアすることで中小規模の大学へ波及することに期待したいところです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

(参考記事)

カテゴリー: 大学

1件のコメント

米国の大学がOpenAIと提携し、生成AIの活用に乗り出しています – 大学よもやま話 · 2024-02-29 07:32

[…] NTT西日本 が同志社大学と連携して生成AIを活用した実証事業を開始します 生成AIの教学面の取扱いについての方針策定が促されています(文部科学省) カテゴリー: 大学 タグ: アリゾナ州立大学 […]

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