昨日の記事にも関連することですが、一般企業においても進んでいる人材の多様化が大学においても進んでおり、特に女子大学においてはトランスジェンダー学生の受け入れへの対応は注目が集まっています。

「津田塾大学がトランスジェンダー学生の受け入れを発表。「21世紀の女子大学のミッションである」。他の女子大は?」(2023.06.29 HUFFPOST)はこちら

今回の上記の記事にありますように、津田塾大学では2025年度入試からトランスジェンダー学生の受験資格が認められます。大学のページは下記をご参照ください。

「2025年度入試からのトランスジェンダー学生(性自認による女性)の受験資格について」(2023.06.23 津田塾大学)はこちら

既に、お茶の水女子大学(2020年度入学者より)、日本女子大学(2024年度4月入学者より)では受験資格が認められています。但し、本当に入学者があったかどうかまでは不明です。当然と言えば、当然ですが。

「「トランスジェンダー学生受入れに関する対応ガイドライン」の公表について」(2019.05.28 お茶の水女子大学)はこちら

「トランスジェンダー学生(女性)の受け入れについて」(2020.06.19 日本女子大学)はこちら

では、海外の大学ではどうなのかを調べてみますと、アメリカ合衆国のスミス大学(名門女子大学だそうです)では2015年度から受験資格が認められています。

「【スミス大学】アメリカの名門女子大、トランスジェンダーの入学が可能に」(2015.05.04  HUFFPOST)はこちら

「Admission Policy Announcement」(2015.05.02 Smith College)はこちら

但し、ここで気になったのが、「女性に生まれた後に男性のアイデンティティを持つ学生の入学は許可されない」という点。見落としがちですが、この点の公平さがアメリカ合衆国らしいというか、個人的には納得のいく対応だと思います。

今後の大学側の対応のひとつとしては、お茶の水女子大学が記載しているように性別の記載を無くすということも手かと。但し、公的機関の調査関係も性別の項目がありますので、大学側としても把握はせざるを得ないのですが、これを機にその項目自体を無くしてはどうかと思っています。また、施設設備についても、対応が必要となってきますので、ひとつずつクリアしていくことを期待していますし、他の共学の大学も参考になることは多々あると思われます。本来的に学問とは別の障害はなるべく低い方が誰にとっても望ましいはず。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

(参考記事)


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