１分間感想：神山まるごと高専への支援が広がっています

今回のテーマは2023年４月に開学します神山まるごと高専の動向についてです。

「神山まるごと高専（仮称）のスカラーシップパートナーにデロイトトーマツが参画

〜学費の実質無償化実現に向けて、奨学金使途の寄付を10年間にわたり実施〜」（2022.06.27 PRTIMES HP）はこちら

神山まるごと高専の学費の実質無償化へ向けて着々と進んでいます。今回のサポート企業はデロイトトーマツコンサルティング合同会社。コンサルティング業界では常に名前が挙がる企業で、手がけてない分野はないと思われるほど多岐に亘っています。

そのデロイトトーマツが、スカラーシップパートナーとして10年間に亘り、寄付を実施するというのがこのプレスリリースの内容です。しかも、同社は寄付だけでなく「同社では神山まるごと高専への人材出向や、徳島県神山町へのサテライトオフィスの開設などの検討」しており、もうガッツリ、パートナーとして寄り添っていくようです。

一人当たり年間２００万円が学費として負担になるのは私学の宿命ですが、それを本来的な機能である寄付（ちなみに私学の定款は「寄付行為」という名称でもあります。ご興味のある方はこちらをご覧ください。）に着目し、尚且つ、パートナーとしての役割も担ってもらう。めちゃくちゃ合理的かつ後発組には欠かせません。

高専の教育プログラムのレベルの高さは以前から一部に注目を浴びており、海外への輸出もされているくらいですから、この高専から輩出される人材に早めにコミットしておきたいというのは当然の流れと言えると思います。逆に言うと新設の大学ではこうはいかなかったでしょう。

「スカラーシップパートナーにCTCが参画

〜学費の実質無償化に向けて、10億円を奨学金基金へ拠出〜」（2022.06.27 PRTIMES HP）はこちら

ちなみに他にもCTCも寄付に動いていますので、今後、同校への支援は広がっていくと予測されます。

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